ホーリー祭で色粉(グラール、もしくはアビール)をつけあう由来は複数あります。
最も有名なお話は、クリシュナ神とその恋人ラーダーのお話。
クリシュナ神は自分の肌が、ラーダーよりも色黒であることにコンプレックスを抱いていました。そのことを母親に伝えると、母親は「肌の色を気にするなんて…それではラーダーに好きな色粉を塗ったらいいじゃない?」と、答えました。素直なクリシュナ神は、そのアイデアどおりラーダーに色粉をつけました。ラーダーも面白がってクリシュナ神に色粉をつけ、最後には二人とも同じような肌の色になりました。
このほかにも、悪魔(春の季節の変わり目にかかりやすい風邪などの病の象徴ともいわれています)払いのために撒いた泥を模したもの。供物として炎にくべた小麦や、その灰を模したもの等、様々な由来があります。
関西日印文化協会
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